ミネシンゴアタシ社 代表雑誌TURNS 編集ディレクター
編集者
91ミネシンゴさん
配信日
面白い地域と美容室と本屋、一見結びつかないものがミネさんの思いでひとつとなった「本と美容室」。いい本屋といい美容院がないといわれるローカルで、利益率は低いが町の文化に必要な「本屋」と、固定費を下げることができ利益率の高い「美容室」を一緒にし、それぞれの来客者や接客スタイルの特性を活かした2つのエンジンを同時にまわす、新たなスタイルだ。美容室と本屋でお客さんをシェアできるメリットから「本と美容室」では、書籍を年間約100万円も販売しているという。美容室のお客さんは基本的に1組。どちらのお客さんも一つの場所に自然に同居できるのは、ローカルだからこそなのだろう。 同様に、アタシ社のスタッフそれぞれの「アタシ」の中から立ち上がってきたものを具現化しているのがアタシ社の事業。 半径500mの人間関係で成り立つ等身大のビジネスを、いくつも立ち上げることは、リスクヘッジにもなっているという。 「めんどくさいことを率先してやる」ということを三崎の漁師から教わったというミネさん。アタシ社の手がけるデザインがひとつひとつが魅力的で心惹かれるのも、ひとりのやりたい、という思いを天塩をかけて丁寧に突き詰めているからなのだと感じた。