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地元に大学をつくりたいという夢を持ちながら、自然資本の研究・実践の道へ。地域商社の設立や地域金融など20社以上を起業、いよいよ共創をテーマにした大学設立へ

66井上 博成さん岐阜県

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井上 博成一般社団法人 飛驒高山大学設立基金 代表理事

平成元年(1989年)生まれ。岐阜県高山市出身。
東日本大震災をきっかけに地域の新しい価値を感じ、出身地である高山市と京都大学との間で2014年~自然エネルギーに関する研究開始をきっかけに高山市へ戻るようになる。京都大学大学院経済学研究科博士課程研究指導認定退学。
主な研究領域としては自然資本と地域金融。自然エネルギーを研究⇔実践する中で、小水力では、飛騨高山小水力発電(株)を設立(2015年)し、そののちも各地に法人を設立しながら全国各地で小水力発電の事業化を行う。
木質バイオマスを研究する中でエネルギー利用のみならず、木材そのものの利用に高い関心を持ち、飛騨五木(株)(2015年)の立ち上げや、金融視点から東海地方で当時唯一の管理型信託会社である、すみれ地域信託(株)(2016年)の設立など理論と実践とを日々往復している。

高校時代から大学設立を夢に描いていたという井上さん。 地域資源に注目し、小水力発電や地域商社、地域信託など20社以上の事業立ち上げに関わりながら、2024年4月の「飛騨を中心に、全国各地の13の連携拠点で一人ひとりが学びたいテーマに合わせて現場で学ぶ」という「共創」をテーマにした私立大学の設置に向け邁進中。信託スキームで小水力発電事業を行うなど地域を変えていくイノベーティブな手法についても聞いた。