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デザインをみんなのものに ー社会のデザイン力を上げることでレボリューションを起こす

86稲波 伸行さん愛知県

配信日

稲波 伸行株式会社RW 代表取締役株式会社菰野デザイン研究所 取締役岡崎ビジネスサポートセンター デザインアドバイザー

デザイナー

1975年三重県菰野町生まれ。名古屋芸術大学美術学部デザイン科卒業。
大学時代の生死をさまよう経験からデザインにのめり込む。イギリスでの交換留学を経て、課題解決に向き合う真摯さだけでなく、人をワクワクさせる楽しさの両輪がデザインに必要であると学ぶ。大学卒業後、フリーランスとして独立。デザイナーとして活動するだけでなく、流通会社の立ち上げや、地域コミュニティをつくるNPOの立ち上げにも参画。「意匠や形」といった狭義のデザインだけでなく、課題解決としての広義のデザインの実践を追求し続ける。まちづくりに関わる経験から、地域の魅力に惹かれ始め、現在は、日本の地域に根づいてきた文化をこれからの時代にも紡いでいくための「広義のデザイン」に取り組んでいる。
2008年RW創業。企業や事業の価値の再定義に伴走し、ミッション、ビジョンの構築や、新規事業の立ち上げ、事業の運用までサポートしている。

社会づくり、地域づくり、モノつくりの視点を軸に領域を横断しながらそこにある課題に取り組まれている稲波伸行さんをお迎えした。メインストリームではない「デザインの辺境で生きてきた」という稲波さん。ご自身のデザイン会社である株式会社RWは「Revolution World」の頭文字。デザインの世界を外から眺め、どうしたら全体が良くなるのか?を考え続けた結果、「社会のデザイン力を上げる」をミッションに、女子高生から技術者・経営者までが参加する無料のデザインスクールを開講するなど、広義のデザインに取り組まれている。2000年代のデザインバブル期、デザインのトレンドに沸いた時代を体験して、トレンドでないモノづくりは地域のものづくりにあるのではと気づき、岡崎やご出身地である三重県菰野でも地域密着型のデザインに取り組まれている。地域とものづくりとデザイン、地場産業などについてうかがった。