SANSUIGO CHANNEL

設計+施工はあたりまえ、町場の建築から生まれる活動で身近な社会を変えていく

90家成 俊勝さん大阪府

配信日

家成 俊勝株式会社ドットアーキテクツ 代表専務取締役京都芸術大学 空間演出デザイン学科教授

建築家

2004年にドットアーキテクツを立ち上げる。大阪·北加賀屋にて、アート、オルタナティブ·メディア、アーカイブ、建築、地域研究、サークル、NPOなど、分野にとらわれない人々や組織が集まる「もうひとつの社会を実践するための協働スタジオ」コーポ北加賀屋を拠点に活動。代表作はUmaki camp(2013、小豆島)、千鳥文化(2017、大阪)など。第15回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展(2016)にて審査員特別表彰を受賞(日本館出展作家)。

大阪・北加賀屋を拠点に活動するドットアーキテクツの家成俊勝さんをゲストにお招きした回。同時期にTOTOギャラリー・間で開催していた「ドットアーキテクツ展 POLITICS OF LIVING ⽣きるための⼒学」の会場から配信をおこなった。 前半1時間程度は家成さんのこれまでの活動の話を、その後展覧会を契機にリサーチしたミラノ・トリノの社会センターについてトークした。 阪神淡路大震災の経験が原点の一つにあるという神戸市垂水出身の家成さん。被災時に、普段の仕事とは関係なくそれぞれができることをしていろいろな役割を果たして生活を成り立たせていたという経験が、暮らしをを知らないだれかに「委ねない、手放さない、関わる」という自身の建築のポリシーにつながっているという。 「普請と共有」という言葉に代表されるような、人々と共有するなにかを作る/変えるために、さまざまな人が参加して一緒に作っていく、ということは山水郷にかかわらず都市部でもできること。山水郷チャンネルは地域の話限定ではなく、役割を決めずに全て関わっていくという今必要なクリエイターの在り方を家成さんの思想や実践から裏づけしてもらったような回。 (社会センターはスクウォット/不法占拠による活動のため、住人や活動を守るため広く配信はできないということでYoutubeに残していません)