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他力の国・富山から「土徳」を発信する

67林口 砂里さん富山県

配信日

林口 砂里一般社団法人 富山県西部観光社 水と匠 プロデューサー有限会社 エピファニーワークス 代表取締役

プロデューサー

富山県高岡市出身。東京外国語大学中国語学科卒業。
大学時代、留学先のロンドンで現代美術に出会い、アート・プロジェクトに携わることを志す。 東京デザインセンター、P3 art and environment等での勤務を経て、2005年に(有)エピファニーワークスを立ち上げる。国立天文台とクリエイターのコラボレーション・プロジェクト『ALMA MUSIC BOX』や、僧侶、芸術家、科学者など多様な分野の講師を招く現代版寺子屋『スクール・ナーランダ』など、現代美術、音楽、デザイン、仏教、科学と幅広い分野をつなげるプロジェクトの企画/プロデュースを手掛けている。2012年より拠点を富山県高岡市に移し、伝統工芸と先端技術が出合う『工芸ハッカソン』のプロデュースなど、地域のものづくり・まちづくり振興プロジェクトにも取り組んでいる。2019年には、富山県西部地区の地域資源を活かして活性化を図る
観光地域づくり法人(DMO)「富山県西部観光社 水と匠」のプロデューサーに就任。

土徳とは自然と先人と現代の人がともに作り上げてきた土地の品格のこと。浄土真宗の教えとその風土から、人の計らいのない「他力の美」が根づいてきた富山で、その土徳と美を伝えるためのDMO「水と匠」のプロデュースする林口砂里さんに聞いた。 林口さんから語られる、土徳、他力/自力、民芸の美、無分別智などのキーワードは、人間中心の社会からの脱却を迫られる現在の私たちこそが向き合うべき世界の捉え方への示唆を与えてくれる。