SANSUIGO CHANNEL

「意味のある労働」が「誇りある労働に」変わるためにデザインが必要/舞台とする地域に徹底的に従い、ストーリーとしての事業を展開する「地域主体方法論」

81福嶋 誠さん群馬県

配信日

福嶋 誠有限会社きたもっく 代表取締役

実業家

1951年、群馬県北軽井沢生まれ。1990年、ふるさと忘れがたく、家族と共にUターン。浅間山に恥じることなき生き様を求め続ける。
1994年に開業したオートキャンプ場スウィートグラスは、全国版アウトドア誌の人気キャンプ場ランキングで過去4回1位に輝く。株式会社パイオニア福嶋、有限会社きたもっく代表。北軽井沢観光協会会長。
著書に『未来は自然の中にある。 The future is in nature.』がある。

群馬県北軽井沢で日本有数の高い評価を得るキャンプ場であるスウィートグラスをはじめ、浅間山周辺の自然を育てながら事業を展開する「きたもっく」の創業者、代表取締役の福嶋誠さんがゲスト。 7-800年ごとに繰り返されてきた浅間山の噴火のたびに植生が無に還る北軽井沢は、土壌がなく木も農作物も育たない厳しい土地だ。父が入植農家だった福嶋さんは、その厳しさを知りながらも、東京での印刷関係の仕事を経て北軽井沢にUターン。1994年開設のスウィートグラスは、開始当初はビジネスにできるとは考えていなかったという。7-800年に一度無に還る土地と自然を100%受け入れそこに根ざして働き、生きること。この土地を舞台に、そこに集う人、働く人々と描くストーリーとして事業を興し、自らでものがたりを作り発信してきたのがきたもっくだ。 成功したスウィートグラスを横展開するかの経営判断を求められた際、社内に福嶋さんのビジョンを共有するために書いたものだという「地域主体方法論」は、地域をデザインするのに必要な具体的な10のプロセスが具体的に記されている。