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目指すのは「建築の民主化」- 中山間部の遊休地に、地域木材で地域住人による建築を作る

50秋吉 浩気さん東京都

配信日

秋吉 浩気VUILD株式会社 代表取締役 CEO

建築家メタアーキテクト

1988年大阪府生まれ。芝浦工業大学工学部建築学科卒業。慶應義塾大学政策・メディア研究科修了。2017年にVUILD株式会社を創業し、「建築の民主化」を目指す。デジタルファブリケーションやソーシャルデザインなど、モノからコトまで幅広いデザイン領域をカバーする。主な受賞歴にSDレビュー入選 (2018)、SDレビュー入選 (2019)、Under 35 Architects exhibition Gold Medal賞(2019)、グッドデザイン金賞(2020)。
*配信当時のプロフィールです。

秋吉浩気さんは、2020年度グッドデザイン大賞ファイナリスト。 受賞デザインである富山県南砺市の秘境に位置する「まれびとの家」は、木材加工専用CNCルーター・ShopBotを駆使したデジタルファブリケーションで、木材調達から加工・建設までを半径10km圏内で完結させた宿泊施設だ。 「建築の民主化」というコンセプトのもと、森にデジタルファブリケーション技術を導入して大径木を地域内で家具・建築化できる生産体系を構築、さらに子供でも持てる小さくて軽い部品による構法を考案し、敷地周辺の未活用木材の伐採から着手することで、「ほぼゼロ円の土地にほぼゼロ円の材料で」「地域住人が参加して建てる建築」を試みている。 VUILD設立までの背景、2021年5月にリリースされたデジタル家づくりプラットフォーム「Nesting β 」について聞いた。